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ゲイン可変 電流アンプ (DDPCA)

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メーカー名Femto Messtechnik GmbH

DDPCA-300は、低ノイズなトランスインピーダンスアンプです。入力ノイズは 最小 0.2 fA/√Hz で、ピーク間では 0.4 fA です。ゲインは 104 から1013 V/A までを、手動またはリモートで変更できます。その結果 240 dB 以上の広いダイナミックレンジをカバーするので、sub-fA からmA の電流値に対応できます。小型ハウジングですので、シグナル源の近くに設置でき、長いケーブリングによるノイズを抑えられます。シグナルの状態に応じてア ンプのバンド幅を最適化できるよう、種々のフィルタが内蔵されており、S/N 比や測定速度をアプリケーションに応じて設定できます。なおゲインを最大値に設定した場合でも、フェムトアンペアカレントをリアルタイムに測定するのに十分な測定速度を保持できます。 フェムトアンペアレベルでは、ドリフトやオフセットカレントによる測定エラーやベースラインのシフトが発生しやすくなりますが、DDPCA-300 は長時間安定性に優れ、ドリフトを極限まで抑えています。

仕様

モデル名 DDPCA-300
トランスインピーダンス [V/A] 104 105 106 107 108 109 1010 1011 1012 1013
バンド幅* (-3 dB) [Hz] 400 400 400 400 150 150 20 20 1 1
立ち上がり時間 (10-90%) [ms] 0.8 0.8 0.8 0.8 2.3 2.3 17 17 350 350
積分入力ノイズ (ピーク – ピーク) 7 nA 7 nA 70 pA 70 pA 1.2 pA 1.2 pA 50 fA 50 fA 2 fA 2 fA
スペクトラル入力ノイズ密度 [/√Hz] 45 pA 45 pA 0.5 pA 0.5 pA 15 fA 15 fA 1.3 fA 1.3 fA 0.2 fA 0.2 fA
精度 ゲイン ±1%
可変ローパスフィルター 3セッティング: フルバンド幅, 0.7Hz, 0.1Hz
出力パフォーマンス ±10V, ±30mA
バイアス電圧 ±10V, 最大10mA, アンプ入力接続, トリムポットもしくはリモートコントロール電圧により可変
電源 ±15V, +70mA / -15mA (典型値), 推奨± 150mA
コントロールインターフェース 4デジタル入力(光アイソレーション済), TTL / CMOS 対応, アナログバイアスコントロール電圧入力
寸法 170 x 60 45 mm (L x W x H), 320g
カタログ femto_de-ddpca-300

 

* バンド幅、立ち上がり時間と積分入力ノイズの値はフルバンド幅のローパスフィルター状態での値です。ローパスフィルター設定を0.7Hzもしくは0.1Hzにすることにより、更に低いp-pノイズ値が実現できます。0.4fAの最小p-pノイズはローパスフィルター0.1Hz、ゲイン設定1012または1013V/Aにて実現可能です。

オフセットはトリムポットで調整可能ですです。オーバーロードの場合、LEDもしくはデジタルコントロール出力で表示されます。過渡±2kVで入力保護されます。出力ショートサーキットが保護されます。電源は3ピンLEMOソケットです。適合コネクターが購入時に付属します。オプションのPS-15電源も使用可能です。

用途

・フォト / イオンディテクター増幅
・MOS / JFET構造のI/V 特性評価
・超低電流のDC計測
・分光
・高抵抗測定
・既存の電圧計、A/DコンバーターへのFEMTO社アンプのアドオン

ポイント

  • p-pノイズ 0.4fA
  • トランスインピーダンスゲイン 104 - 1013 V/A
  • 240dB ダイナミックレンジ : サブフェムトアンペアからミリアンペア
  • バイアス入力電圧可変
  • コンパクトな筐体、シグナルソースの近くで使用可能
  • マニュアル & リモートコントロール

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メーカー紹介Femto Messtechnik GmbH

FEMTO Messtechnik GmbHは、ドイツ・ベルリンの低雑音増幅器モジュールの大手メーカーです。1993年に創業以来、製品に関しての方向性は明確で、「洗練された信号回復のためのツール」です。高性能の微弱電流増幅器として世界各国の科学者、研究者に愛用されています。主なアプリケーションとしては分光法、フォトニクス、表面分析、品質管理、プロセス制御、レーザー物理学などとなります。

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